身体に優しいアイスクリームの選び方！ラクトアイスに惑わされない健康志向のコツ

アイスクリームはみんなの大好きなスイーツ

アイスクリームは、暑い夏の日はもちろん、季節を問わず楽しめるスイーツの王様。子どもから大人まで、誰もがその甘くて冷たい味わいに癒される瞬間を経験したことがあるはずです。食後のデザートや、ほっと一息つきたいとき、さらには頑張った自分へのご褒美として、アイスクリームは私たちの生活に欠かせない存在です。

スーパーやコンビニではさまざまな種類のアイスが並び、選ぶ楽しさも魅力のひとつ。しかし、その中には「美味しそう」と思って手に取る商品が、実は体にあまり良くないものも含まれていることをご存知でしょうか？アイスクリームをもっと美味しく、そして健康的に楽しむためには、その選び方を少し意識することが大切です。

今回は、アイスクリームの種類とその違い、健康的なアイスの選び方について詳しく解説します。これを知れば、アイスをより安心して楽しむことができるはずです！

1. アイスクリームの種類とその定義

アイスクリームは、含まれる乳固形分や乳脂肪分の割合によって以下のように分類されています。それぞれの特徴を知ることで、健康的な選択ができるようになります。

1. アイスクリーム

乳固形分：15%以上
乳脂肪分：8%以上
特徴：乳成分が最も多く、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。主成分に生乳やクリームが使われているため、カルシウムやたんぱく質といった栄養価が高く、健康にも適した選択肢です。価格はやや高めですが、質の良い材料を使用している商品が多いのも魅力です。

2. アイスミルク

乳固形分：10%以上
乳脂肪分：3%以上
特徴：乳脂肪分が控えめで、さっぱりとした味わい。アイスクリームに比べてカロリーは低めですが、乳脂肪を一部植物油脂で代用している場合があります。乳成分をある程度含んでいるため、栄養面ではまずまずの選択肢です。

3. ラクトアイス

乳固形分：3%以上
乳脂肪分：基準なし（ほぼ含まれない）
特徴：乳成分がほとんど含まれず、植物油脂や人工添加物を多く含む場合が一般的です。カロリーは低いことが多いですが、人工甘味料や増粘剤などが多く使用されるため、健康面では注意が必要です。

4. 氷菓

乳固形分：ほぼ含まれない（1～2%程度）
特徴：主成分が水や砂糖で、ジュースやシロップを凍らせたシャーベットやアイスキャンディーが該当します。乳成分が少ないため栄養価は低いですが、さっぱりとした味わいで暑い日にぴったりです。

2. ラクトアイスの落とし穴

ラクトアイスは、価格が安くカロリーも低めに抑えられていることが多いため、一見健康的な選択肢に思えます。しかし、その中身を知ると、健康への影響が気になる点が浮かび上がります。

ラクトアイスとは？

アイスクリームの種類でも記述したように、ラクトアイスとは、乳固形分を含むものの、主成分が植物油脂や人工添加物で作られたアイスのことです。牛乳やクリームの使用量が少なく、代わりに安価な油脂や増粘剤、乳化剤が加えられることが多いのが特徴です。このため、カロリーは低めに抑えられていることが多いですが、健康を考えるとデメリットが目立ちます。

ラクトアイスが体に与える影響

植物油脂の過剰摂取：ラクトアイスの主成分である植物油脂には、安価なトランス脂肪酸が使用される場合があり、心臓や血管に負担をかける可能性があります。
添加物の多さ：保存料や人工甘味料、乳化剤、増粘剤が多く含まれ、腸内環境を乱すリスクがあります。
栄養価の低さ：乳成分がほとんど含まれないため、栄養価は期待できません。特に成長期の子どもには不向きです。